自宅での虫歯予防にどのようにフッ素を取り入れるの? 自宅でのフッ化物の応用方法にはいくつかの方法があります。
その中でいま日本国内で認可されているのは2種類〜フッ素歯みがき法とフッ素洗口法〜です。
以前は高濃度のものを歯科医院で塗布する方が効果が高いといわれていましたが
最近では低濃度のものを高頻度で応用するほうが効果的だという意見も多いです。
1.フッ素歯みがき法
一番気軽に取り入れやすい方法だと思います。
その名の通りフッ素を毎日の歯みがきで取り入れる方法です。
最近では市販されている多くの歯磨剤にフッ化物が配合されています。
どのようなものがあるかというと・・・
モノフルオロリン酸ナトリウム
フッ化ナトリウム
フッ化第一スズ
といった表示が歯磨剤の薬用成分の欄に載っているものです。
濃度表示は載っていないものが多いようですが、
歯磨剤に配合できる法律上の限界の1000ppmに近い990ppmのものが多いようです。
どのように取り入れる??
歯ブラシの1/3くらいに歯磨剤をつけます
普通に歯磨き〜〜できるだけ泡&よだれは吐き出さないようにね!!〜〜
充分に歯みがきできたら15ccくらいのお水でくちゅくちゅうがい
2回くらいうがいしたら止めておきましょう
念入りにうがいしてしまうと、せっかく口の中に残ったフッ素の成分が流れ落ちてしまいます
その残った成分も徐々に溶け出て歯や虫歯菌に作用します
2.フッ素洗口法
フッ化物洗口剤で毎日もしくは週に1回うがいする方法です。
フッ素は大量に摂取すると中毒を起こす事があるので〜詳しくはフッ素の毒性で
ぶくぶくうがいのちゃんとできて全部はきだせる年齢〜4歳くらいから〜に適した方法です。
現在、日本全国の保育所や小学校・中学校などで取り入れ始められていて
2002年3月の時点で40都道府県2951施設で実施されています。
効果としては4歳から始めた場合虫歯になる本数が1/3から1/4になったとのデータがあります。
どのようなものがあるかというと・・・
毎日やる方法〜フッ素濃度0.01%〜0.05%
週1回やる方法〜フッ素濃度0.09%
の2つです。
どのように行う?
まず、歯をきれいに磨きます
規定量の水に溶かした洗口剤をメモリつきのキャップに移します
小学校低学年まで〜5cc
中学生まで〜10cc
成人〜15cc
液を口に含んで30秒から1分間前下方を向いてブクブクうがい
全部はきだして、30分間は飲食・うがいはしないでおきましょう
*ブクブクうがいの出来ない小さなお子さんには
3ccの液を歯ブラシにつけて歯磨きの際に行います
より詳しくはかかりつけの歯科医院でどうぞ・・・
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