専門家によるフッ化物の応用にはどのようなものがあるの? 歯科医院でやってもらえる虫歯予防の方法の中に歯に直接フッ素を塗る方法があります
その方法や使われるフッ素にはいくつかの種類がありますが
はじめにどの方法にも共通したお話をします
1.いつ塗ってもらうのがいいのか?
歯が萌え始めた1歳くらいの塗ることが出来る年齢から
永久歯乳が萌えきった14歳ごろに定期的に塗ってもらうといいです
なぜかというと歯は萌えてきてから、唾液などに触れることによって
エナメル質の表面がより硬くなっていきます
ですから萌えたての歯はとっても虫歯になりやすいのです
そしてまだエナメル質は未完成ですから塗ったフッ素が歯に取り込まれる量もより多くなります
2.塗布することでなにが起きるの?
・歯の質が酸に強くなる
・再石灰化が促進される
・虫歯菌に対する抗菌作用、抗酵素作用
この結果20〜40%塗らなかった場合よりも虫歯が少なくなります
次にどのような種類のフッ化物が使われているかそれぞれの特徴のお話をします
1.2%フッ化ナトリウム溶液
味があまりない・・・といわれています
しかし私が舐めたところびみょ〜に、本当にごくわずかですが
塩辛くない塩のような味がしました。たぶんナトリウムの味ではないかと私は勝手に考えています
我慢できないほどの味ではないですが、味に敏感な人は要注意かと思われます
比較的取り込み量が少ないので年に8回くらい塗布してもらう
2.8%フッ化第一スズ溶液
より酸に強い
歯の変色や着色がある上に溶液が安定していないので
使っているところはあまりないようです
しかし、最近売られているフッ素ジェルに使われていることが結構あります
それらはちゃんと工夫されていて、歯が変色することはありません
どうぞ安心して使ってください
3.酸性フッ素リン酸(リン酸酸性フッ化ナトリウム)溶液・ゲル
取り込み量が多いです
しかしかなり酸っぱい・・・とくに液は酸っぱいです
ゲルの方は香料が入っているので練り歯磨きのような味です
私は好きな味です
次はいよいよ具体的な方法・・・
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